昭和16年、市ヶ谷にあった陸軍予科士官学校が朝霞に移転した際
その職員らの住宅がこの地区に建設され、そこに水を供給するために造られたのが始まりです。
現在この地区は将校住宅と呼ばれていて、当時この水道施設は陸軍予科士官学校住宅協会という組織によって管理されていました。戦後は大泉住宅共栄会・大泉共栄会水道部会による運営を経て、現在は大泉名水会が水道事業を管理・運営しています。
この地区に東京都の水道が敷設されたのが昭和48年(1973年)
ですが、それよりも30年余り長い歴史を有しているのです。
都の水道水とは
原水(水道水として使用する水の違い)が一番だと言えます!
「都水は表層水であり、
名水会の水は深層地下水であります」
都水は利根川・多摩川などの河川の水を利用しており、昔は河川の自然浄化力も大きくほとんどの川の水がそのまま飲用水原水として使えました。現在では人口増に伴い川の上流まで開発されて、河川の持っている自然浄化力も低下し、河川の汚れが常態化しています。その結果、飲用水とするためには塩素消毒のほかにオゾンや活性炭素その他の化学薬品を使って、濁りや匂いなどを除き、厚生労働省の決めた水質基準検査や指導基準に合致するように手を加えなければなりません。
すなわち、都水はあくまでも表層水であり、深層水である名水会の水とは本質的な違いがあります。
上図の「名水のふるさと」のとおり、秩父・奥多摩の地下水脈につながっており、地層によってろ過されながら長い年月を経て大泉に達し、一帯を潤しています。法律の定めによって、定期的に水質検査を実施し、安全で良質な水であることが確認されています。
東大泉3丁目の【つつみ歯科医院】さんでは、治療に大泉名水会のお水を使っていただいてます。
以前、ぱど大泉学園エリア(2017/10/6)で紹介されました。
東大泉3丁目の人気のパン屋さん
【Boulangerie bee(ブーランジェリー ベー)】さんの
ハードトースト、フォカッチャ、あんぱんには大泉名水会のお水が使用されているそうです。シェフによると、もちもち感を出すには”ひぬき”が重要で、早い速度で水分を飛ばす力が大切のようです。
(※ひぬき…パン生地のガス抜きだそうです)
水源は地下125メートル(2号井戸)と232メートル(3号井戸)の深井戸で水量豊富な水脈からポンプで汲み上げ混合水として供給しています。
皆さまに安全でおいしいお水をご提供できますよう、1日1回残留塩素濃度の測定と、専用の薬剤とテスター(濃度をチェックするもの)を使って日々の水質に問題がないか確認しております。また、検査機関によって毎月1回水質検査を行っております。
これらのデータを保健所へ提出しておりますので、安心して名水をご利用いただけます。
なお、放射性物質濃度測定も年2回行っております。いずれも基準値以下で水質基準に適合の証明を頂いております。
「次亜塩素酸ナトリウム」、、、2020年来よりこの言葉をよく耳にされたのではないでしょうか。……そうです!
次亜塩素酸ナトリウムは、世界的流行で問題になっている新型コロナウイルス感染症で、一時期品薄状態にもなった塩素系殺菌剤のひとつであります。次亜塩素酸ソーダとも呼ばれます。
名水会ではこの次亜塩素酸ナトリウムを使用して、残留塩素濃度基準値(0.1mg/ℓ以上)を保持しつつ水道水を供給しております。